双極性障害 躁病

リカブ(Licab)

更新日:

リカブ(Licab)とは

リカブ(Licab)は有効成分にリチウム塩を配合した、双極性障害の治療薬で気分安定薬とも呼ばれます。日本では1980年から大正製薬が「リーマス錠」を製造しています。
基本的には躁症状の治療に使用されますが、例外的にうつ症状に使用されることもあります。他の双極性障害の治療薬と比べ、自殺率が低いことも特徴の一つです。

躁症状がエスカレートすると、気分が高ぶったり、はしゃぎすぎたり、怒ったり、攻撃的になったり、行動を抑制できなくなったりしますが、炭酸リチウムには気分を安定させる作用があるとされています。

眠気がおこりにくく自然に躁状態が落ち着くのでとても良いお薬ですが、リチウムの過剰摂取による中毒などのリスクがあります。リチウム中毒は中枢神経系や腎臓に影響があり、致死的なダメージを与える事もあります。高用量や長期の使用は医師の指示と定期的な検査が不可欠です。

服用から効果がでるまで1週間ほど時間がかかります。

 


製品名:リカブ(Licab) 300mg
会社名:Torrent Pharma

リカブ(Licab)の成分

有効成分の名前はリチウム塩(Lithium Carbonate)です。1850年ころから尿路結石、痛風、リウマチ、躁病、うつ病などの治療にリチウム塩を使い始めました。双極性障害の治療に使用されるようになったのはそれから100年後の1950年頃といわれています。日本では1967年ころから研究が始まり、承認されたのは1980年です。
作用機序については完全に解明されていませんが、中枢神経系に運ばれて、神経伝達物質や多くの受容体に作用して、ノルアドレナリンの放出を抑制し、セロトニンの合成を促進することが影響すると考えられています。
基本的には双極性障害の躁病エピソードに使用されますが、うつ病エピソードの治療効果もあります。

リチウム塩は過剰摂取のリスクが高く、世界保健機構のガイドラインでは血液検査が可能な場合のみ処方できるとされています。

リカブ(Licab)の作用

日本での適応は、双極性障害です。
その他、ほかの抗うつ薬で治療できないうつ病や統合失調症の治療に使用されることがあります。

リカブ(Licab)の服用量

通常、成人の場合は初期用量として1日400~600mgを1日2~3回に分割して服用します。症状によって増量も可能ですが、その場合は3~7日ごとに増量し、1日に最大1200mgを超えないようにします。維持量の推奨量は200~800mgです。

※服用中の血液検査について
維持用量が決まるまでは週1回、服用量が安定してからも2~3ヶ月に1回は血液検査を行って血清リチウム濃度の確認を行ってください。

症状や副作用などによって服用量は異なります。医師と相談しながら服用方法、服用量を調節してください。

リカブ(Licab)の血中濃度

最大血中濃度  2.6時間後
血中濃度半減期 18時間後

リチウム塩は血中よりも甲状腺、下垂体、腎臓などへ移行します。

リカブ(Licab)の作用時間

症状によって異なりますが、お薬の効果を持続させる場合には1日に2~3回にわけて服用する必要があります。
詳しくは医師の診察を受けて指示に従ってください。

リカブ(Licab)の副作用

通常の副作用
手のふるえ、口の渇き、吐き気、食欲不振、下痢、めまい、眠気、倦怠感、腎臓機能障害など

この他にも副作用はありますので、異常を感じた場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

リチウム中毒
特に注意が必要なのはリチウム中毒です。
副作用の症状としては、手の大きな震え、吐き気、めまい、言語不明瞭、下痢、発熱、発汗、取り乱す、異常行動などです。
このような副作用がある場合にはすぐに医師の診察を受けてください。

また腎臓への負担も大きく、腎臓性尿毒症などのリスクもあります。

服用量が多くなるとリチウム中毒のリスクが高くなります。服用は医師の診察を受けて指示通りに行ってください。

リカブ(Licab)の注意点

・配合されている成分にアレルギーがある方は服用できません。
・妊娠中、妊娠の可能性がある方は、服用前に医師にご相談ください。
・利尿剤、降圧剤、鎮痛剤、解熱剤、安定剤など併用に注意が必要なお薬があります。服用中のお薬がある場合は事前に医師に伝えてください。
・重い心臓病、腎臓病、てんかん、脱水症状、減塩療法中の方などは特に注意が必要です。抗うつ薬との併用でセロトニン症候群になる場合がありますので、併用する方は医師の指示に従って服用してください。
・服用中は腎臓に負担がかかり、ほかのお薬の作用に影響する事がありますので注意が必要です。
・服用をはじめると、不安になったり、症状が悪化したり、副作用で気分が悪くなったりということがあります。医師やご家族などの、周囲の方と相談しながら服用しましょう。
効果が出るまで2週間以上かかる場合があります。
・自己判断でお薬の増量・服用中止などせずに医師にご相談ください。とくに統合失調症の治療の場合は、症状が改善してからも服用量を減らしながら経過を観察することが重要です。医師の指示通りに服用しましょう。

リカブ(Licab)の国内製品

リーマス錠 大正製薬
炭酸リチウム錠「アメル」 共和
炭酸リチウム錠「フジナガ」 藤永
炭酸リチウム錠「ヨシトミ」 田辺三菱

リカブ(Licab)300mgの通販

個人輸入

こちらの商品は個人輸入によって海外から取り寄せることができます。個人輸入は日本の厚生労働省が認めている制度で禁止されていないお薬を一定量(精神科領域のお薬は1ヶ月分)なら処方箋や保険証などは必要なく、普通に通販と同じように購入できます。ただし海外から取り寄せる場合は、薬の副作用などは自己責任になります。薬の作用、副作用、注意事項などをよく調べた上で個人輸入の申込みをしましょう。

-双極性障害, 躁病

Copyright© ココロのお薬 , 2018 All Rights Reserved.