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スタブロン(Stablon)

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スタブロン(Stablon)とは

スタブロン(Stablon)は日本では承認されていない抗うつ薬です。フランスで開発されたお薬でヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジアでは承認されていますが、日本、アメリカ、英国、カナダ、オーストラリアなどでは未承認です。
スタブロンの有効成分「チアネプチン」はその作用からSSRE(Selective serotonin reuptake enhancer=選択的セロトニン再取込み促進薬)と呼ばれています。現在の抗うつ薬の主流になっているSSRIはセロトニンを選択的に再取り込みしない作用を持ちますが、SSREは逆にセロトニンの再取り込みを活発にする作用があります。
分子の構造的には三環系抗うつ薬になりますが、他の三環系やSSRIなどの抗うつ薬とは全く作用が異なります。
抗うつ効果の強さSSRIと同じくらいで、副作用はSSRIよりも少ないとされています。

日本やアメリカで承認されていない理由は、このスタブロンの成分特許がすでに切れている事だといわれています。アメリカや日本では医薬品の承認をするために、膨大な臨床試験などのデータや巨額の資金が必要です。製薬会社は新しいお薬でこれから利益がとれる場合は大きな投資をしますが、スタブロンのようにすでにジェネリックが世界中で出回っている場合は投資しても回収できません。ですからわざわざコストの高い日本やアメリカなどで未承認の市場で承認からはじめて発売しようとする製薬会社がないという事になります。

2018年に日本では個人輸入の規制が入ることが決まってしまいました。残念ですね。

製品名:スタブロン(Stablon) 12.5mg
会社名:SERDIA
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数量 1錠あたり 販売価格
1箱 60錠 70円 4,200円
2箱 120錠 60円 7,200円

スタブロン(Stablon)の成分

有効成分の名前はチアネプチン(Tianeptine)です。フランスで発見され承認され、1988年に発売になりました。フランスではポピュラーな抗うつ薬で、他のヨーロッパ諸国、南米、アジアなどでも販売されていますが、日本や英米系の国では承認されていません。
分類としては分子構造はベンゼン環を含む三環構造なので三環系抗うつ薬になりますが、SSRE(選択的セロトニン再取込み促進薬)という特殊な種類に分類されています。SSREはその名前の通り、セロトニンの再取り込みを促進させるという、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)とは全く逆の働きがあります。
SSRIはセロトニンの再取り込みを阻害することでセロトニンを増やす働きがありそれが抗うつ効果につながっているとされています。ですからSSREがセロトニンの再取り込みをすれば細胞外のセロトニンが不足してうつ病が悪化しまうような気がしますが、臨床や治療の結果からSSRIと同程度の抗うつ効果が認められています。
現代医学ではうつ病について未だに解明されていない部分が多く、抗うつ薬についても作用機序がはっきりわからないものがほとんどです。ですから抗うつ薬に効果があるのかないのかという議論が常に起きています。チアネプチンもセロトニンの再取り込みを促進することがわかっていますが、それがどのようにうつ症状の治療につながっているのかは今後の研究を待つしかありません。
チアネプチンと分子構造が近い成分は他にもありますが、もっとも近いとされるアミネプチン(Amineptine)はドーパミンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害するのでSSREではなく三環系抗うつ薬に分類されています(日本・アメリカでは未承認)。チアネプチンはあくまで特殊な作用を持つ突然変異的なお薬のようです。
チアネプチンは抗うつ以外にも喘息、過敏性腸症候群、などいろいろな症状に効果がある可能性があり、承認された国ではいまでもいろいろな研究や臨床試験が続けられています。

スタブロン(Stablon)の作用

日本では未承認なので適応はありません。
海外での適応は、うつ病・うつ症状、パニック障害、不安障害です。また、喘息、過敏性腸症候群、PTSD、ADHD、勃起障害の治療にも使用されることがあります。

スタブロン(Stablon)の服用量

通常、成人の場合は1回12.5mgを1日3回食前に服用します。
※最大服用量は国によって違いますが、1日100mg以内とされることが多いようです。

症状や副作用などによって服用量は異なります。医師と相談しながら服用方法、服用量を調節してください。

スタブロン(Stablon)の血中濃度

最大血中濃度  1~1.5時間後
血中濃度半減期 2~3時間後

血中濃度をみるとピークも半減期も非常に短いですが、チアネプチンは体内で活性代謝物を作り出しその活性代謝物が体に長い時間残留して作用していると考えられています。
高齢の場合は、半減期が2~3倍に伸びる場合がありますので注意が必要です。

スタブロン(Stablon)の作用時間

スタブロンは長期的に服用することで効果がでてきます。短くても数週間~数ヶ月の期間で服用する必要があります。

スタブロン(Stablon)の副作用

一般的な三環系抗うつ薬やSSRIなどと比べると、副作用は少ないといわれています。
通常の副作用
頭痛、眠気、腹痛、めまい、不眠・悪夢、口の渇き、便秘、体重増加、吐き気、不安、肝機能低下、その他

この他にも副作用はありますので、異常を感じた場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

スタブロン(Stablon)の注意点

・配合されている成分にアレルギーがある方は服用できません。
・モノアミンオキシダーゼ阻害剤(MAOIs)との併用は厳禁です。またほかの安定剤と併用する場合は注意が必要です。
上記のほかにも服用に注意すべきお薬がありますので、服用中のお薬がある場合は事前に医師に伝えてください。
・緑内障、尿閉、心筋梗塞の回復初期の方は服用できません。
・15歳以下の方は医師と相談しながら慎重に服用してください。
・服用中は機械の操作や運転、高所での作業は避けてください。
・服用中の飲酒はできるだけ控えるようにしましょう。
・服用をはじめると、不安になったり、症状が悪化したり、副作用で気分が悪くなったりということがあります。医師やご家族などの、周囲の方と相談しながら服用しましょう。
・服用中は定期的に肝臓と腎臓の検査をすることが望ましいです。
・自己判断でお薬の増量・服用中止などせずに医師にご相談ください。

スタブロン(Stablon)の国内製品

日本国内では未承認です。

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個人輸入こちらの商品は個人輸入によって海外から取り寄せることができます。個人輸入は日本の厚生労働省が認めている制度で禁止されていないお薬を一定量(精神科領域のお薬は1ヶ月分)なら処方箋や保険証などは必要なく、普通に通販と同じように購入できます。ただし海外から取り寄せる場合は、薬の副作用などは自己責任になります。薬の作用、副作用、注意事項などをよく調べた上で個人輸入の申込みをしましょう。

 

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