お薬の個人輸入は合法?

精神科領域のお薬の輸入は合法?

日本国内では医師の診察を受けて処方してもらうのが一般的ですが、どうしても病院に行けない場合などに処方箋がなくても海外の医薬品を個人輸入することが認められています。これは国が認めているしくみで厚生労働省のホームページでも説明があります。
厚生労働省 医薬品等の個人輸入について医薬品等の個人輸入について

個人輸入でよく買われているお薬は「バイアグラやシアリスなどの勃起薬」「ミノキシジルやフィナステリドなどの育毛薬」「性病の薬や避妊薬などの性生活関係」といった、病院に行きにくかったり人に相談しにくいものが多いですが、基本的には法律で規制されていない医薬品ならなんでも購入できます。

購入すると違法になってしまうもの

日本の法律と海外の法律は違うものがけっこうあります。それはお薬にもいえることで、日本でも違法でも海外では合法な成分やその逆も沢山あります。よく危険ドラッグを密輸して捕まっている人がニュースになったりしますが、発送する国では合法なので日本から注文すれば送ってくれますが日本で見つかると逮捕されてしまいます。

ではメンタルヘルス系のお薬はというと、いくつかのケースが考えられますのでそれぞれについて考えていきましょう。

1. 日本国内で処方されていて個人輸入も可能な場合
これは海外から取り寄せても何も問題ありません。ただし、1回に送れる量は1つのお薬につき1ヶ月分だけです。例えばドグマチールとゾロフトとバスピンをそれぞれ30日分という感じなら問題ありませんが、ドグマチールを90日分はNGということです。ただし購入できる最小単位の一箱の量が30日分よりも多い場合は問題にならないようで、100錠入りが1箱というのが購入できる場合もあります。
ただしこれはあくまで「使用する人本人」が「自分で使用する分のお薬」を「自宅で受け取る」という場合に限ります。人の分をまとめて買ったり会社で受け取ったりすることは違法になります。また購入したお薬を転売したり人にあげたりすることも違法です。

2. 日本国内で処方されているが個人輸入が禁止されている場合
これは向精神薬に多いですが、依存性が強く乱用の危険性があったり、大量に服用すると危険というような副作用があったり、深刻な副作用が起きる可能性が高いなど、医師が管理できない状況で患者の判断で使用させると危ないお薬などは、日本国内の病院で普通に処方されているお薬でも輸入代行は認められていないものがあります。例えば効果が強い睡眠薬、依存性が高い安定剤などがこれにあたります。
最近の大きな出来事でいうと2016年にデパスショックともいうべき規制がありました。もともとデパス(エチゾラム)は海外では依存性が高く離脱症状が強いので処方に注意が必要なお薬なのですが、日本ではなぜかバンバン処方されていて一部では問題視されていました。そしてこれまでは個人輸入を利用すれば医師の診察を受けなくても購入できる状況が放置されている状況でしたが、ついに2016年に規制対象になり個人輸入が禁止されたのです。
厚生労働省の規制に関する報道

基本的に輸入代行業者も違法な輸入の幇助はしていないので、違法な成分を含む商品の注文は普通の業者は受付けていません。ですからこのケースの心配はありませんが、心配な場合は輸入代行業者に問い合わせてみましょう。

3. 日本の法律で違法な成分が入っている場合
これは論外ですね。日本語のサイトでは日本で違法になってしまうお薬はまず掲載していません。ただし業者が勘違いして掲載してしまう場合もあるかも知れません。

個人輸入の場合、輸入代行業者はあくまで商品を輸入する仲介役で、取引自体は個人が海外の業者から直接購入することになります。これは購入の責任が自分にあるという事で、何かがあっても誰も助けてくれませんし責任もとってくれません。
医薬品の個人輸入をする際には慎重すぎるくらい慎重でちょうどいいくらいです。業者選びはもちろん、商品を選ぶのも服用するのも十分に調べて安心安全を心がけましょう。

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